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Voice 2008年2月

2008年2月18日

医労連に支えられた日々を振り返り...

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創生会労働組合 支部長 上島 知恵

途方にくれているときに出会った

私は、平成19年2月まで福祉施設で精神保健福祉士として働いていました。私が働く施設では、平成18年11月に職員の賃金未払いが発生し、何度も経営者に話し合いを求めましたが応じてもらえず、途方にくれている時に奈良県医労連の存在を知りました。

私や職場の仲間は、労働組合、医労連についての知識や情報を十分に持っていませんでしたが、職場に起きた事態を自分たちで解決する方法を見出すことができない状況において、何らかの解決策を得ることができるのではないかと藁にもすがる思いで相談をし、私をはじめとする職員数人が医労連に加盟をして支部を結成し、経営者に賃金の支払いを求めることとなりました。

一つ一つ解決に向けて

支部結成後は、医労連の方と毎日のように対策会議を持ち、経営者と奈良県に給与の支払いや適正な運営を求める交渉や、医労連を通して弁護士にも協力を求め裁判を行うなど、常に支援を受けながら運動を続けました。

しかしながら、給与の支払い交渉に応じることなく実質の経営者は失踪し、奈良県から平成19年2月28日をもって施設閉鎖の決定が出され、施設利用者は他の施設に移り、全職員が給与を受けることができないまま退職すること結果となりました。

この結果は、対策会議の中で予測していたことでもあり、事前に医労連から労働基準監督署に賃金未払いの立替払いについての相談を進めていたことも功をそうし、支部員だけでなく他の職員の手続きから受給まで非常に速やかに進みました。

また、医労連の方々は事前準備だけでなく申請時や必要な時はいつでも、不安になりがちな私たちに付き添い、一つ一つが解決できるような支援を続けてくれました。

立替払いを受けたことにより、医労連の執行部の方の出席を交え、支部大会を開催しました。支部大会では、参加者全員が約1年にもおよぶ運動を続けることができたのは、医労連の執行部の方や組合員の皆さんの支援があったからだということに感謝をし、支部の目的を達したことを確認して私たちの労働争議を終了することとなりました。

いっしょに乗り越えてくれる人達

私は、労働組合に加入し、運動を続けてきた日々を振り返り、医労連という大きな支えがあったことにより、この事態を乗り越えることができたと思っています。労働者として権利の侵害を受けた時、一番に頼りになり一緒に考え行動してくれる人達、それが労働組合であるということを私は体験から得、このことは人生における大きな財産となりました。

医労連執行部をはじめ組合員のみなさん本当に、ありがとうございました。